◾️実家の卵を通じて、人々の食生活に彩りを
私が生まれた頃、既に家には卵が溢れていました。
私の実家は、祖父の代から始まり、現在父が継承している卵屋さん(半澤鶏卵)です。
朝起きると当たり前のようにテーブルに並んでいる目玉焼きや卵スープを、ずっと飽きることなく毎日沢山食べていました。
親元を離れて暮らしても、卵が身近にある生活が僕にとっての当たり前で、毎日のエネルギーの源でした。
私が育ったのは田舎町の山形県ですが、透き通った綺麗な空気や水、自然が広がる素晴らしい環境の中で、一羽一羽想いを込めて育てた鶏が産んでくれる卵は本当に美味しいです!
そんな昔食べていたような、朝採れたてで黄身が甘く、プリッと弾力のある、濃厚で新鮮な卵を少しでも多くの方々に届けたい。
心からそう思えたのは、山形という土地に誇りを抱きながら働く両親の姿と、その先のお客様が笑顔になってる光景を幼い頃から目の当たりにして、両親が誇らしく、かっこよく、憧れを感じたからです。
高校、大学へと進学し、私はこれからの人生を考えるようになりました。
実家の半澤鶏卵や、生まれ育った故郷山形のために、自分ができることはなんだろう…。そして、私の代で創業100周年を迎えることになる半澤鶏卵を、今のままの経験値で継いで良いのか…。そんな自分の力や現在地を知るために挑戦する決意をして、2021年4月に起業しました。
私は今よりもっと成長するために、努力や挑戦を人一倍し続けなければいけないと感じています。
まだまだ未熟者ですが、半澤鶏卵の卵や山形の美味しい食べ物、地域に根ざした特産品などの『食』を通して、多くの人々の食生活に彩りを加えられることができるよう、これからも挑戦して参ります。
株式会社RISE 代表取締役 半澤 清哉